コラム

「結婚の自由」を求めて 【2024年事務所ニュース 新春号】

弁護士 大﨑 茉耶

 
 弁護士になって早一年、代理人の一人として、大きな判決をもらう日が近づいてきました。「結婚の自由をすべての人に」訴訟、いわゆる同性婚訴訟です。私がロースクール生の頃のバレンタインデーに提訴された本訴訟、最初は一市民として寄付やチャリティーグッズの購入で応援していましたが、昨年2月からは弁護団として活動しています。
 東京訴訟は高裁に係属している一次訴訟と、地裁に係属している二次訴訟が進行しており、どちらも結審が見えてきました。つい先日も、高裁での意見陳述や地裁での尋問を経験し、緊張感を持ちながらも非常にやりがいを感じています。
 パートナーが法律上同性である、ということ以外に、法律上同性のカップルと異性のカップルとの間には、驚くほど差がありません。蔑むべきものでも、逆に美化するものでもないのです。好きな人と一緒に生活し、ときに喧嘩もしながら、長年にわたって信頼関係を紡いできたという実態があるのに、結婚という最後の社会的な承認だけが与えられないがために苦しむ当事者はたしかに存在しています。
 世間の注目は、判決に向けた最後のプレッシャーになります。ぜひ一連の訴訟に注目し、お時間の合う方は傍聴にも来ていただけると嬉しいです。