我が家に起きた事件の話 【2024年事務所ニュース 新春号】
弁護士 広谷 渉
小学生の頃、隣人が我が家との境界にフェンスを建てました。フェンスは5メートル以上の高さで、そのフェンスのせいで我が家の2階窓からの視界はすっかりふさがってしまいました。両親は悩みに悩んで結局その隣人に対して訴訟を起こすことにしました。
その時に両親が代理人をお願いしたS弁護士は果敢に奮闘して最終的にフェンス撤去の判決を勝ち取ってくださいました。幼い頃のことなので、私はS弁護士のことを覚えていないのですが、両親からは非常に熱心で頼りになる方だったと聞いていました。
そこから二十年ほど経った現在、私はふと思い立ってS弁護士のもとにご挨拶に行くことにしました。実際にS弁護士に会ってみて驚いたことが二つあります。一つ目はS弁護士が当時まだほんの数年目の若手弁護士だったということ、二つ目はS弁護士が私や家族のことを覚えてくださっていたことです。S弁護士にとっても、我が家の事件は若手時代に取り組んだ印象深い事件の一つだったそうです。S弁護士の事務所からの帰り道、弁護士1年目の自分もこれから忘れられない事件や印象深い依頼者にたくさん出会うのだろうと、この先の長い弁護士人生に思いを馳せました。






