事例紹介

相続放棄の事例

依頼者のAさんには父親がいたのですが、その父親が20✖️✖️年3月1日に亡くなってしまいました。残された遺産は数千円の現金のみでしたので、そのまま保管をしておきました。
ところが、その年の12月になって、金融機関から父親名義の1000万円の連帯保証債務の履行請求の通知が来たことに気づきました。
Aさんは「相続放棄は3ヶ月以内じゃないといけないと聞きましたがこの債務を負わなければならないでしょうか」と不安がっていました。
弁護士からは、まずは諦めないで、借金の存在を全く認識していない状況を示す報告書を添付して、相続放棄の申述書を出すことにしましょう、ということで方針を決め、家庭裁判所に提出しました。
その後、家庭裁判所からも相続放棄の申述は無事受け付けられ、またAさんは金融機関からの請求を受けずに済みました。

  • それぞれの事例は、事案特定を避けるため、実際の事例を一部抽象化、加工しております。