コラム

11年目の抱負

弁護士 太田 伊早子

 新年おめでとうございます。

昨年は弁護士10年目を迎えました。これまでお世話になった方々にお祝いの会を昨年11月に開いていただきました。90名以上の方にご参加いただき、心のこもったメッセージもたくさんもらって、本当に感無量でした。
さて、この会の準備のために、10年前の事務所ニュースを引っ張り出し、自分の書いた「新人挨拶」を改めて読み返すという機会に恵まれました。
そこで書かれていたのは、「一人ひとりに向き合っていきたい。全体の利益、みんなの利益からなぜかこぼれてしまった人がいたときに、むしろ、その人のために活動できる弁護士でありたい」という入所当時の思いでした。
10年前の自分は、まだ何の事件も経験していなかったわけですが、「なかなか良いことを書いているな」と少し感心しました、笑。

弁護士の仕事は事件を通じて人と関わり、事件を通じて人権を擁護し、事件を通じて社会正義を実現する仕事だと思います。初心を大切にして、人と事件と向き合い、次の10年を歩んでいきたいと思います。