新年おめでとうございます。
弁護士 太田 伊早子
昨年は、新型コロナという予想もしていなかった感染病の影響を受け続けた一年でした。
緊急事態宣言中、裁判所の期日が開かれないということを経験し、公正証書の積極的な利用等裁判所を利用しない解決も模索するなかで、司法が社会のなかで果たすべき役割についても深く考えさせられました。
特に弁護士として考えなければならないのは緊急事態下においても弁護士に法律相談できる仕組みを整えるということだと思います。弁護士になって10年以上になりますが、昨年の夏は、もっとも多くの数の法律相談を受けました。
緊急事態宣言中は、弁護士に法律相談することを控えていたという方が多かったことが想定されました。緊急事態下においても(いや緊急事態下だからこそ)、必要な時に安心して法律相談を受けられる仕組みを法律事務所としても提供し続けることの重要性も痛感しています。
今年も新型コロナ禍がもたらす法的問題は引き続き大きな課題になることが当然予測されます。事務所としても個人としてもしっかり取り組んでいきたいと思います。
さて、個人的には、昨年、自粛生活のなかで、自分で料理する機会が圧倒に増えました。これまで「健康のために料理しないと」と思っていましたが、なかなか実行することができていませんでした。今のところ自分が急いで料理するものは「不味くはないけれど、おいしくもない」という程度ですが、今年は料理の腕も飛躍的に向上させるつもりです。
【2021年事務所ニュース新春号】