事例紹介

不当解雇事案の交渉で年収超の高額の解決金を獲得した上、職場環境の改善にまで結実

神奈川県内の某企業に勤務していた女性からのご相談です。
上司から度重なるセクハラに悩まされ、取締役にそのことを報告したところ、不祥事の責任をなすりつけられ、解雇されてしまったという事案です。
当初、本人自らで交渉をされていましたが、黙殺されてしまい、やむなく労働審判申立てをするという方針を立てました。
申立て前の段階で、依頼者のみならず、現従業員にとって働きやすい職場環境を取り戻すことが最善であるという方針を立て、関係者とも連携しながら、時間をかけて何度も準備を重ねました。
そうしたところ、会社側から和解の申し入れがあり、年収超の高額の解決金を獲得した上、会社に本件の反省を促し、その後の職場環境の改善の動きにまで繋げることができました。
解決にあたっては、勝訴判決を勝ち取ることも重要な手段ですが、本件のように、判決では決して勝ち取ることのできない利益(職場環境整備など)を得られる可能性があるのが、和解の最大のメリットと言えます。
本件は、申立て前の入念な準備が功を奏し、早期かつ高水準の解決に結びつけることができました。

  • それぞれの事例は、事案特定を避けるため、実際の事例を一部抽象化、加工しております。