弁護士紹介

三木恵美子みき えみこ

弁護士会
神奈川県弁護士会
登録年
1989年

略歴

山口県立岩国高等学校卒業
東京大学法学部公法学科卒業
1989年 弁護士登録

諸団体の活動

「弁護士会の活動」
2004年度 神奈川県弁護士会副会長
2011年度から 神奈川県弁護士会裁判官評価検討・弁護士任官推進委員会委員(現職)
1989年度から 神奈川県弁護士会人権擁護委員会委員(現職)
2011年度から 日本弁護士連合会弁護士任官推進センター事務局(現職)
2009年度から2012年度まで 神奈川県弁護士会綱紀委員会委員

「その他の活動」
2005年10月から2009年9月まで 家庭裁判所調停官
2003年9月から 特定非営利法人女性の家サーラー理事長(現職)
2000年度から2003年度まで 神奈川県精神保険審査会審査委員
2005年度から2007年度まで 横浜国立大学法科大学院非常勤講師

ひとこと

 私は、山口県岩国市において、ベトナム戦争に従事した米兵が一時休暇の期間中に基地周辺住民に様々な被害を及ぼすのを見て育ちました。父親が知れなかったり、日本国籍が取れなかったりする同級生がいました。他にも、生まれてくる本人の選択の余地なく差別を被る友人がいました。また、近所には、広島に投下された原爆の被害を受けた方々が多数住んでおられました。
私は、国の政策を作る側に立つよりも、国の政策に翻弄されつつも、自分の人生を歩み、家族や友人隣人を護る立場に立つことを決意し、弁護士という職業を選択しました。
1987年に、修習生として横浜弁護士会に配属され、本流のように新規入国する外国籍の市民と知り合う中で、労災など死ぬような目に遭っても泣き寝入りさせられる人、人身取引から逃がれられない人、病院に行く機会も与えられず出産する女性たちに出会いました。同時に、差別にあらがい、指紋押捺拒否をする在日韓国・朝鮮籍の高校生やお母さんたちに出会いました。
これらの出会いを大切にしたいと思い、神奈川県で弁護士登録をすることを求め、当事務所に入所しました。
その後四半世紀が過ぎ、自分が弁護士登録前に生まれた子どもが親になり、2世、3世の抱える困難を追体験しています。
一人一人の人の努力が報われるように、いわれのない差別によって子どもたちの成長の芽がつぶされないように、非力ではありますが、力を尽くしたいと思います。

コラム
2015年10月26日 第16回『子どものための面会交流』
2015年06月05日 第8回『日本にいては、いけないの?』<シリーズ第3回>「定住への道」
2015年05月01日 第6回『日本にいては、いけないの?』<シリーズ第2回>「週28時間以内しか働けない」
2015年04月01日 第4回『日本にいては、いけないの?』<シリーズ第1回>「就職したのに働けない?」
2013年04月30日 第3回『八百屋お七』
メディア掲載情報
2017年08月02日 三木恵美子弁護士、佐藤正知弁護士、笠置裕亮弁護士が担当している労働事件の記者会見の模様が報道されました
2010年05月13日 岩高130周年 私たちの青春録 進路変えたベトナム戦争
活動
2017年07月07日 講演会:外国籍女性の人権