2023年07月18日
弁護士 芳 野 直 子 私が弁護士登録をしたのが1991年4月だったので、今年の桜が咲く頃に、私は弁護士人生満30年を迎える。通常は、30年を記念して同期の法曹で集まって賑やかにお祝いするのだが、コロナ禍の為中止になってしまったため、一人お祝いをするしかなさそうである。 振り返るとこの30年必死に走り続けてきたが、寄る年波と目尻の笑いじわには
2023年07月06日
弁護士 三 木 恵 美 子 一昨年から、自分が関わってきたNGOやNPOやユニオンが、設立30周年を迎えて記念行事が立て続けに行われるようになった。ところが、昨年はCOVID19の影響で、軒並み中止か延期となったが、果敢にも、おんなのユニオン神奈川は、ライブで30周年を祝った。設立時は、20代後半から40くらいまでの女性たちだった。 その30年
2023年06月28日
亡くなった原因となるご病気が過労によるものかどうかは、勤務先の工場の最寄りの労基署が調査し、判断することになります。労基署に調査をしてもらうためには、労災申請をする必要があります。 過労死であることを証明するためには、故人の労働時間を証明する資料や勤務の状況が不規則であったことを証明する資料(タイムカード、PCのログ記録、LINEの記録等)、勤務の内
2021年01月27日
弁護士 小島 周一 中学1年の頃、母の弟、しゅうぼうじいちゃんが作った磯釣り同好会「新磯会」に入れてもらった。新磯会には母の妹の澄子おばさんや夫の薫おじさんも入っていて、月に1回程、伊豆や外房、時には三宅島などに釣りに行った。当時は週休1日、社会人の会なので、土曜日の夜10時頃に車で集まり、真夜中の国道を走って午前3時頃、釣り宿に着く。ちょっと仮眠
2020年09月09日
弁護士 佐藤 正知 大学生のころは、機会があれば仲間を集め私の下宿で麻雀卓を囲んでいた。司法試験終了日などは恒例行事であった。 司法修習生のときにも、修習同期とよく伊勢佐木町の雀荘に行っていた。 と言っても、ずっとヘボ麻雀だった。 しかし、弁護士になってからは、なかなか卓を囲む機会がないまま、気付けば20年近く牌を握っていない。事務所のK島さ
弁護士 太田 伊早子 新型コロナの感染拡大、そして緊急事態宣言の発令は、弁護士の仕事にも大きな影響を与えました。 最も大きな影響は、裁判の期日が原則として取り消されたことです。 感染拡大の防止は、生命・身体の安全にとって確かに大切です。 私達の社会は、法的紛争については話し合いで折り合いがつかない場合、あるいは話し合いで折り合いがつく見込みが
2020年08月25日
弁護士 杉本 朗 今年の上半期は、COVID-19の流行に伴う緊急事態宣言などで、みなさんも落ち着かない毎日を過ごされていることと存じます。 この落ち着かない気分は、なんだか記憶にあるなぁ、とぼんやり思っていたのですが、丁度9年前もそうだったなぁと思い当たりました。東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故です。 あのときも、いろんな情報がいろ
弁護士 井上 啓 韓国の元徴用工の人たちが原告となって、新日鉄住金(株)を被告として韓国で裁判を起こしていたが、2018年10月30日韓国大法院(日本の最高裁)は、原告らの請求を認める判決を言い渡した。これに対して、安倍首相は「国際法に照らしてありえない判断」などと非難したが、あらためて判決文を読むと事はそう単純ではない。 1965年に日韓基本
2020年08月06日
弁護士 三木 恵美子 2月下旬末からパタゴニアにトレッキングに行って3月に帰ってきたら、マスクがないトイレットペーパーがないという事態になっていた。そして、3月末にオリンピックの延期が決定されたら、途端に、緊急事態宣言が発せられた。仕事に行くな、学校に行くな、自宅に引きこもれ、という自由の制限が、いとも易々と命じられた。それに異を唱えようとすれば命
弁護士 芳野 直子 今年は新型コロナパンデミックの嵐が吹き荒れています。日々のニュースを見ながらこの状況になんとなくの既視感を感じました。それは、5年ほど前に読んだ小川一水著「天冥の標」という長編SF小説全10部17巻の中の、第2部「天冥の標Ⅱ-救世群」の世界でした(同小説は、第40回日本SF大賞を受賞しています)。 物語では、201X年の地球が